こんにちは!現役コーチのゆんです。
今回は、中学から硬式テニスを始める男子中学生に向けて、現役コーチオススメのラケットを紹介します!おそらく、ほとんどの部員が中学から始めると思います。初めてテニスをする中学生が、数あるラケットの中から自分にピッタリなラケットを選ぶのは、正直難しいです!ラケットも決して安くないです。だからこそ失敗したくない。
そんな方には是非最後まで読んで、ラケット選びに役立てていただきたいです!
ラケット選びの基礎知識
ラケットの形をしていてガットが張ってあればいいという問題ではありません。今から、最低限ここを見て選んでほしいというポイントをお伝えします!
1フェイスサイズ
2ウェイト
3バランス
4グリップサイズ
5レングス
順番に解説します。
1.フェイスサイズ
フェイスサイズは面の大きさで、あみあみ(ガット)がある面積のことです。単位は平方インチで表され、95~110平方インチくらいがメジャーです。中学から始めるのであれば100~105平方インチで探せば大丈夫です!
2.ウェイト
名前の通りラケット本体の重さです。ほとんどのラケットは250~320gの範囲です。ある程度体格ができている子であれば280g程度、まだ身長がそこまで伸びてなければ260g前後がおすすめです!ストリングやグリップテープを巻くので、追加で20g程度加重されます。その分を加味して選ぶと、セッティングしてちょうどいい重さになります!
3.バランス
ラケットにおけるバランスは、ラケットの中心がどこにあるかを表します。また、ラケットを振る上でかなり重要な要素です。「320㎜」のように表記されますが、この場合ラケットのグリップ(握るところ)の一番端っこから32センチのところがラケットの中心ということになります。320㎜が一番オーソドックスで、330㎜とトップに寄ればトップヘビー、310㎜とグリップに寄ればトップライトという表現をします。重たいラケットはトップライト、軽いラケットはトップヘビーであることがほとんどです。260g~280gのラケットは330㎜前後であることが多いです。
4.グリップサイズ
ラケットを握る部分(グリップ)の太さです。0~4までありますが、男子中学生であればグリップサイズ1か2で間違いないです。グリップサイズは基本的にどのモデルも選べるはずですので、気に入ったモデルのグリップを一度握ってしっくりくるサイズを選べば大丈夫です!
5.レングス
要は長さです。大人向けのラケットは基本的に27インチであることがほとんどで、27.5インチや27.25インチのものもあります。中学生からは、基本的に大人と同じサイズで問題ないので27インチのものを選ぶといいです!※間違って26インチのジュニア用を買わないように注意してください!
以上のことをまとめると
フェイスサイズ100~105平方インチ
重さ260~280g
バランス330㎜前後
グリップサイズ1or2
長さ27インチ(大人用)
のモデルであれあば、男子中学生が使うのに問題ないモデルということになります!
上記のスペックでウィルソン、バボラ、ヨネックスなどなどから似たようなラケットがあるので、あとはデザインや好きな色味などで決めちゃっていいと思います!
おすすめラケット6選
今回は、主要なメーカーから一本ずつ私のおすすめラケットを紹介します!同じメーカー内でも、重さやフェイスサイズなど似たスペックのモデルがありますが、いい意味でクセの少ないものをチョイスしました!では、現役テニスコーチのゆんおすすめのラケット6選見てみましょう!
おすすめラケット①「バボラ ピュアドライブライト」

バボラ Babolat 硬式テニスラケット ジュニア EVO ドライブ 101431
価格: 15630 円
おすすめラケットで、ほぼ100%出てくるピュアドライブシリーズです。正直一番癖がなく、「迷ったらコレ!」っていう感じのTHE王道です。私が初めて買ってもらったラケットもバボラのラケットでした。今は廃盤になってしまいましたが、ドライブZライトというモデルでフェイス100の255gでした。今はEvoシリーズで出ています!少しお手頃な価格で、ジュニアや初心や向けのシリーズですね!
おすすめラケット②「ヨネックス ブイコア100L」
Made in Japanのヨネックス。他社が中国工場などで作っている中、ヨネックスは現在も新潟県にある工場で作っているそうです!アイソメトリック形状という四角いフェイスがヨネックスの代名詞でもあります。形が気に入らないという人もたくさんいましたが、特徴的なフェイス形状によりスイートスポットが広くなるそうです!大坂なおみ選手もヨネックスのラケットを使っています!
おすすめラケット③「ヘッド スピードライト/MPライト」

ヘッド 硬式テニスラケット スピードMPライト 2020 234020 HEAD
価格: 17191 円
世界No1のジョコビッチ選手が使っているのが、このスピードシリーズです!デザインもシンプルです!ライトとMPライトの違いは重さです。ライトが265gでMPライトが275gです。この辺は、身長や筋力を見て決めてもらえれば大丈夫です!
おすすめラケット④「ウィルソン ウルトラ100UL/L」
サイドがシルバーのものが最新モデルです。このシリーズに関しては、一世代前の両サイドが青いモデルの打球感の方が好みでした。色の好みで選んで大丈夫ですが、型落ちモデルの方がお安いことも含め、旧モデルをオススメさせていただきます!旧モデルであれば100Lでも277gなので、中学生でも扱いやすい重さです!ただ、旧作ですので在庫がないことがあります。お近くのショップなどに問い合わせてみてください!
錦織圭選手が使っている「ウルトラツアー」と間違えないように注意してください!
おすすめラケット⑤「ダンロップ FX500ライト」
私が中学生の頃、ダンロップ=強い人のイメージでした。現在でも、ダンロップはかなり支持されている印象です!デザインもシンプルで、シュッとしてます!非力な中学生でも楽にボールが飛ばせるモデルです!
おすすめラケット⑥「プリンス ビーストライト100」
艶消しで赤一色のデザインが印象的です。このラケットも打ちやすかったです!コートの妖精の異名を持つシャラポワ選手もプリンスのラケットを使っていました。ラケットも派手にいきたい男子はこれですね!
ラケットスペック一覧
まとめ
いかがでしたか?ジュニアに限らず、ラケット選びで特に重要なのは、適切な重さでありラケットをしっかり振れるかがポイントです!
フェイスサイズ100~105平方インチ
重さ260~280g
バランス330㎜前後
グリップサイズ1or2
長さ27インチ(大人用)
を満たしていれば、あとは好きな色やデザインで決めてOKです!
私も最初に買ったラケットは、フェイス100,255gで青色が好きというだけでした(笑)中学2年のときに、軽すぎるので買い換えましたが、それまでラケットの違いなんて判りませんでしたからね(^^;
メーカーや機能性より、ラケットを持った時「よっしゃ、がんばるぞ!」とテンションの上がるデザインの方がよっぽど楽しくテニスができると思います!
少しでも出費を抑えたい場合は、最新モデルではなく旧モデルを検討してみてもいいです!旧モデルに関する記事は、後日更新しますので、そちらも是非参考にしてください!
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